風邪のつらい症状にレンコンの絞り汁

風邪をひいたらレンコンの絞り汁

風邪をひいて、熱があったり、咳が出たり、鼻が詰まったりしてつらい場合は、レンコンの絞り汁を飲んでみましょう。
風邪の特効薬とも言われるレンコンには、レモンの1.5倍ものビタミンCが含まれており、しかもレンコンのビタミンCは、でんぷん質が多いため加熱しても殆ど失われません。

ビタミンCには、白血球の機能を高め、抵抗力を高める働きがあるため、風邪をひいた時に積極的に摂ることにより回復を早めます。

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レンコンのネバネバ成分は、ムチン質と呼ばれるもので、胃壁を保護する働きがあります。それにより食物の消化・吸収がスムーズに行われるようになり、風邪によって弱った体力の回復へとつながります。

またレンコンの切り口が黒くなる事がありますが、これはタンニンという成分が含まれているためです。タンニンには、強い止血作用や炎症を抑える働きがあるため、風邪によるのどの痛みや炎症を抑えたり、鼻血を抑える効果があります。

レンコンには、他にもビタミンB12が豊富に含まれており、肝臓の働きを助けたり、貧血を予防する効果もあります。ペクチンなどの食物繊維も豊富で、高血圧の予防や便秘解消にも効果があります。また、体に必要な鉄やカリウム、亜鉛、銅などのミネラルも多く含まれています。

このように栄養豊富なレンコンには、風邪をひいた時の咳を止めたり、鼻づまりを改善したり、痰を切ったり、ぜんそくの発作を和らげる働きなどがあります。また止血作用があるため、胃潰瘍や痔の出血にも効果がある他、血管の弾力性を強化する働きもあります。

レンコンの絞り汁の作り方

風邪をひいた時に飲むレンコンの絞り汁を作るには、まずレンコンを良く洗って皮ごとすりおろします。(レンコンには特に皮の部分と節の部分に薬効があるとされています。)

すりおろした絞り汁をガーゼかキッチンペーパーなどで漉します。 この絞り汁100ccくらいを熱湯でうすめ、ハチミツを少量入れて飲んでみましょう。

温かいうちに飲んで寝るようにすると翌朝には、かなり風邪の症状が軽くなっているはずです。
鼻づまりがひどい時は、レンコンの絞り汁をガーゼや綿に含ませたものを鼻孔につめると、鼻が通るようになります。

また、レンコンの絞り汁にショウガ汁を少量入れて熱湯を注いだものを飲むと体がポカポカ温まり、悪寒がする時や冷え性の改善にも役立ちます。

このレンコンの絞り汁は、風邪の他にも高血圧の改善や動脈硬化 の予防、むくみや二日酔いの改善、膀胱炎による血尿や排尿時の痛みにも効果があるとされています。

このようにすばらしい薬効のあるレンコンは、風邪をひいた時ばかりではなく、風邪やインフルエンザの予防、健康維持のためにも普段から積極的に取りたい食材です。


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