女性に多い冷え性(冷え症)の原因とは?

冷え性(冷え症)の原因を知ろう

冷え性は男性にもありますが、圧倒的に女性に多くなっています。
それは、冷え性の原因が女性ホルモンバランスの乱れや自律神経のバランスの乱れ、低血圧や貧血などど密接な関係があるからです。
また、冷え性は症状のひとつとして捉える場合、「冷え症」と書くこともあります。

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冷え性(冷え症)の原因

人間の身体は、外気温が低くても毛細血管に暖かい血液が流れ、体温が下がらないようになっています。しかし、何らかの理由で毛細血管に暖かい血液が行き渡らなくなると、その部分の血管が収縮し、冷たくなって「冷え」が生じることになります。
毛細血管への血流が悪くなる原因としては、次のような事が考えられます。

●女性ホルモンのバランスの乱れ
妊娠や出産、閉経などで、女性ホルモン分泌のバランスが乱れると、体温をコントロールする自律神経に影響を及ぼし、冷えが生じることになります。婦人科系の病気や無理なダイエットも女性ホルモン分泌のバランスが乱れる原因になります。

●自律神経のバランスの乱れ
過度なストレスなどの影響で自律神経のバランスが乱れると、交感神経と副交感神経のバランスも乱れ、うまく機能しなくなります。体温を調節する機能もガタガタになってしまうため、手足が冷えたり、急にほてったりという症状として現れます。

●温度調節機能の低下
気温が下がると、皮膚がそれを感知し、「寒い・冷たい」という情報を脳に伝達します。脳はその情報を受け、身体の各器官に体温調節をするための指令を出します。(寒い時に鳥肌が立つなどがその一例です。)しかし、近年の冷暖房機器の多用により、もともと備わっている温度調節機能がうまく働かなると、冷え性の症状が出るようになります。

●食生活の乱れ
現代は、冬でも夏でもアイスクリームやジュースなど、冷たい食べ物や飲み物を手軽にとれるようになっていますが、それが身体を冷やし、内臓内の温度調節機能も鈍くしてしまいます。そして、それが冷え性の原因のひとつになっています。

●運動不足
慢性的な運動不足は、全身の血流も滞りがちになり、冷え性を誘発しやすくなります。

●衣服
体を締め付ける下着や、衣服、靴などは毛細血管を圧迫し、血流を妨げます。また、ファッションを重視するあまり、真冬にタンクトップやミニスカートなどを着用する場合も冷え性の原因になります。

●貧血・低血圧
血液の量が少ない「貧血」や、血液を全身に送る力が弱い「低血圧」も温かい血液が毛細血管まで届きにくくなり、冷え性の原因になります。栄養不足(特に鉄分の不足)や痩せすぎで、貧血や低血圧になる場合もあります。

●動脈硬化
動脈硬化があるとその部分の血管が細くなり、末端まで暖かい血液が流れにくくなり、冷えを引き起こします。

●静脈のうっ血
静脈の流れが悪い状態を「静脈のうっ血」と言いますが、静脈のうっ血があると温かい動脈の血液が身体中に行き渡る前に冷えてしまいます。 女性の下腹部の冷えや腰の冷え性の主な原因になっています。

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