小児喘息は、できる限り発作を予防しましょう。

小児喘息の発作を予防する方法

「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」となる小児喘息の発作は本人はむろん、周囲の家族もつらく苦しいものです。

発作が起きないように、また発作の回数を減らして症状を軽減するために、できる限りの対策を取りましょう。

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小児喘息発作を予防するには、次のような方法があります。

小児喘息の発作を予防するには

妊娠中の食生活に注意する
母親にアレルギー暦がある場合、生まれて来る子供もアレルギー体質になりやすいというデータがあります。妊娠中は、バランスの良い食生活を心がけ、鶏卵や牛乳など同一の高タンパク質の食品を取り過ぎないように注意しましょう。

室内をこまめに掃除する
室内のホコリやチリ、ダニなどを取り除くためにこまめに掃除機をかけましょう。掃除機はなるべくフィルター付きで、集塵袋が二重になっているものを使用しましょう。掃除をするときは必ず窓を開け、掃除機の吹出し口は窓の外に向けるようにしてください。

寝具類を清潔にする
寝具類はできれば防ダニ加工されたものを使用しましょう。シーツや枕カバー、布団カバーはこまめに洗濯し、日光に干します。
布団は、一週間に一度は両面に掃除機をかけ、日光に干した後も掃除機をかけると効果的です。

じゅうたんは使用しない
じゅうたんは、ダニやカビの温床になります。できる限り使用しないようにし、フローリングに張替えましょう。ホットカーペットも同じです。

布製のソファは使用しない
ソファもダニやカビの温床になります。皮製か合成皮革製のものに変えましょう。

ペットを飼わない
ペットの毛は、喘息発作のアレルゲンとなります。
犬や猫、ハムスターなどのペットは飼わないようにしましょう。

家具類を減らす
家具類は数を減らし、家具の周囲にホコリが溜まらないようにしましょう。

暖房器具の選択
石油やガスなどの化学物質が発生するものは避けましょう。

有害な建材を避ける
ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物を発生するものを避けましょう。
引越しをする時や家を新築する時は注意してください。

タバコの受動喫煙を避ける
タバコの煙が喘息の発作を引き起こす事があります。家族は禁煙し、タバコの害から子供を守りましょう。

アレルゲンとなる食物を避ける
発作を引き起こすアレルゲンとなる食物を避けましょう。

予防薬の使用
現在は色々な予防薬も開発されています。主治医と相談の上、予防薬で喘息の発作をコントロールしましょう。

体力をつける
体力をつける事により、発作の回数を減らしたり、軽減したりする事ができます。体に負担のかからないスイミングなどの有酸素運動が効果的です。

自律神経を鍛える
乾布摩擦などで、自律神経を鍛える事により、喘息の発作を予防したり軽減する事ができます。

漢方薬で体質改善をする
「麻杏甘石湯エキス」などの漢方薬で体質を改善し、喘息の発作を予防する方法もあります。

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